現在10匹の猫ちゃんと暮らす、元・猫カフェオーナーによるお世話ブログです。
このブログでは、猫を飼ってみたい方や飼い始めたばかりの方に向けて、自宅や猫カフェで実際に行っているお世話の方法や使っているものをご紹介しています。
今回は、春になると猫がやってしまう3つのことをまとめました🌸
また、その行動の裏にある猫の本当の気持ちや飼い主にできるケアをご説明します🐈
春に増える変化
春になると猫ちゃんの様子が
「心身の不調が多いなぁ」「猫ちゃんが変わった」
など、異変を感じる飼い主さんは多いのではないでしょうか?
それは、ただの気まぐれではなく、春だからこそ出やすいサインかもしれません。
大切な猫ちゃんを守るために、春に増える変化と見逃したくない異変を知っておいてほしいです。
人間にとっての春はなんとなくワクワクする季節ですよね🌸
冬の間なるべく動かずに体力を温存して静かに過ごす猫ちゃんにとっては、人間と全く違う感じ方と景色が見えています。
猫は春が苦手
季節が変わり春になると
「猫ちゃんがソワソワして落ち着かなくなる」
「様子がなんか変」
と、思ったことありませんか?
春になると気温は乱高下し、窓の外からは虫や鳥の気配が急に増えてきます。
春は猫ちゃんの世界が一気にざわつき始めるんです。
猫ちゃんはそのざわつきを言葉にできません。
だからこそ、行動で表現してくれます。
そのため、猫ちゃんのざわつきによる変化や異変は春にはよくあることなんです。
理由①:気温と気圧の変化
春って朝は寒いのに昼は温かい。夜になるとまた冷える。
天気も晴れたり曇ったり雨だったり・・・。
冬の間なるべく動かずに体力を温存して静かに過ごす猫ちゃん。
春になると気温は乱高下し、人間でも気候の変化に身体が追いつかず「今日だるいなー」という日がありますが、猫も同じです。
”身体の調整が追いつかず、なんとなく落ち着かない。”
そのような状態になりやすいんです。
理由②:環境の変化
春って人間の暮らしが変動する季節ですよね。
引っ越し、新生活、模様え、大掃除・・・
前向きな変化であっても、猫にとっては「自分の世界が壊れてしまった・・・」と大きなストレスになることがあります😿
猫が安心するのはいつもの匂い、いつもの場所、変わらない日常です。
それが少しでも変わると、ここはまだ安全かな?と、確かめるように部屋の中をうろうろ歩き回ったり落ち着かなくなります。
猫は空気を読む天才
春は飼い主側もバタバタしますよね。
「新年度で緊張している」
「仕事が忙しい」
など、家の中の空気がいつもよりちょっとピリピリしているのを猫はすごく敏感に感じ取ります。
あなたがため息をついたとき、猫がこっちをじっと見ていたことありませんか?あれは気のせいではないんです。
飼い主さんが不安なとき、猫も不安になる。
飼い主さんが穏やかなとき、猫も安心する。
猫がソワソワしているときには、飼い主さん自身が落ち着くことが大事です。
以下のような変化がある場合には注意が必要です。
- 食欲が落ちた
- ずっと隠れて姿を見せない
- トイレの様子が変わった
これは”春のソワソワ”だけが理由ではないかもしれません。
体調不良が隠れていることもあるので、気になったら早めに獣医さんに相談してください。
毛づくろいが止まらない
猫ちゃんがやけに身体を舐めている。
前足、お腹、背中をペロペロ・・・
終わったかなと思ったらまたペロペロ。
心配になるくらい毛づくろいをしていても安心してください!
これも春によくある変化なんです🌸
春は猫にとって感、冬の間寒さから体を守るために蓄えていたあのふわふわの毛。
それを脱いで夏仕様の軽い体に着替える季節なんです。
つまり、猫にとって春の毛づくろいは衣替え中ということです。
ただ舐めているだけに見えるかもしれませんが、猫は一生懸命自分の体を整えているんですね。
知り合いの猫ちゃんはこの時期になると飼い主さんの足にスリスリして冬の毛をおすそわけしてくるそうです😹(笑)
ありがた迷惑だけれども可愛いですよね♫
春は毛づくろいが増えるぶん、飲み込む毛の量も増えます💦
毛玉を吐くのはこの時期よくあることです。
以下のような変化がある場合には注意が必要です。
- 同じ場所をずっと舐めている。
- 毛が薄くなって地肌が見えてきた。
- 皮膚が赤くなっている。
それは通常の毛づくろいじゃないかもしれません。
ストレスや皮膚トラブルが隠れている可能性があります。
そして逆に今まで普通にしていた毛づくろいを急にしなくなったときも見逃さないでほしいです。
人間もそうですが、
猫が自分の身体を整えることをやめる=整える余裕がない
ということです。
だから体が痛い、体調が悪い、高齢でもう自分ではできなくなっている。
この毛づくろい時期一番のケアはやっぱりブラッシングです。
抜け毛を減らしてあげられるし飲み込む量も減る。
それだけじゃなく、ブラッシングしながら身体を触ることで皮膚の赤み、シコり、カサブタ、猫ちゃんとスキンシップをすることによって、小さな異変に気づけることがあります♫
もちろんブラッシングが苦手な子もいます😸
無理に長くやらなくて大丈夫です。
夜鳴きが始まる
夜鳴きがあると、飼い主さんは寝不足になりますよね。
夜鳴きしてしまう行動の裏にはいくつかの理由があります。
有り余るエネルギー
猫ちゃんは元々もともと夕方~明け方に活発になる動物です。
この場合は寝る前に5分でも10分でも良いので、しっかり遊んであげるとグッと落ち着くことがあります🐱
発情期
避妊・去勢をしていない場合
避妊・去勢をしていない猫の場合、発情本能が一番強く出る時期が春です。
相手を求めて夕方から明け方にかけて大きく切なそうな声で鳴きます。
これはしつけでどうにかなるものではありません。
身体の奥底から出てくる本能の声です。
繁殖の予定がない場合は、避妊について獣医さんに相談することが猫自身の心の平和にもつながります。
避妊・去勢手術済み
「うちは手術済みだから発情の話は関係ない😼」
そう思った方ちょっと待ってください✋
実は、避妊・去勢をしている猫でも、春になると発情のような行動を見せることがあるんです。
理由①
まず、手術前に一度でも発情を経験していた場合、猫の身体から生殖機能はなくなっていても、脳の中には以前の発情の記憶が残っていることがあります。
春になって気温が上がったり、日が長くなったりするとその記憶が呼び覚まされてソワソワしたり、大きな声で鳴いたりすることがあるんです。
理由②
意外と多いのが、外の野良猫に反応してしまうケースです。
春は外の野良猫たちも発情シーズン。
窓の隙間から入ってくるかすかなフェロモンの匂い。
遠くから聞こえてくるメス猫の甘い鳴き声。
猫の鼻と耳は私たちの想像をはるかに超えて敏感です。
完全室内飼いであっても帰宅した飼い主さんの服についた外の猫の匂いに反応して急に興奮してしまうこともあります😹
手術済みなのにマーキングをしてしまったり、同居猫にマウンティングしたり、窓の外を見て低い声で唸ったり、飼い主さんからすると「え、なんで今更?」と戸惑いますよね。
もし手術済みの猫ちゃんが春にソワソワしたり大きな声で鳴いたりしても、遊びやスキンシップでうまく気を紛らわせてあげたりましょう。
また、外の猫の気配が入りにくいように窓を工夫したりなど、環境調整で落ち着くことも多いです。
ただし、あまりにも夜鳴きや発情に伴う問題行動が長く続いたり、スプレー行為がひどいなど、どうしても落ち着かず困った場合は獣医さんに相談してみてくださいね。
シニア猫の夜鳴き
そして最後に少し切ない話をさせてください。
高齢になった猫が夜に鳴くのは春だからとは限りません。
認知機能の低下、目や耳の衰え、身体の痛み・・・そして暗闇の中での不安
シニア猫の「あおーん🐈」という夜鳴き声は、もしかしたら
「ここ、どこだっけ?」
「誰かいる?」
そのような気持ちからくるのかもしれません。
もし、あなたの猫が高齢で、夜鳴きが増えてきたなら、春のせいだと片づけずに早めに獣医に相談してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
猫は言葉でしんどさやざわついている気持ちを言えません。
- なんだか落ち着かない様子
- いつもより身体を舐める
- 夜鳴き
など、今回ご紹介した春に見られる言動は猫ちゃんなりの言葉です。
今回の記事や動画を参考にして、猫ちゃんの春に見られる変化と、見逃してはいけない異変をよく理解して接してあげてくださいね🐱🌷

