【愛情表現】 猫の恩返し行動7選

猫の気持ち

皆さんこんにちは!
元・猫カフェオーナーによる猫のお世話チャンネルです。

このブログでは、猫を飼ってみたい方や飼い始めたばかりの方に向けて、
猫カフェが実際に行っているお世話の方法や使っているものをご紹介するブログです。

飼い主であるあなたが注いだ愛情を、猫ちゃんは自分なりの方法で少しずつ恩返ししてくれています。
今回は、猫ちゃんがあなたの知らないうちに恩返しをしている行動についてご説明していきます!

寝ている間守ってくれる

猫ちゃんは本来、単独行動を好む動物です。
野生では群れを作らず、1匹で狩りをし、縄張りを守って生活していました。
そのため、現在の家猫にも強い縄張り意識警戒心が受け継がれています。

”眠る”という行為は、猫ちゃんにとって最も無防備な状態です。
野生では眠っている間に天敵に襲われる危険性があるため、安全な場所でなければ熟睡することができません。

そんな警戒心の強い猫ちゃんがあなたのそばで安心して眠るということは単なる甘えや習慣ではありません。
この飼い主となら警戒を解いても大丈夫」「こっちは見張っておくから安心して眠って」という猫ちゃんからの最大級の信頼愛情表現なのです。

さらに、猫ちゃんは人間よりも体温調節が苦手で特に寒さに敏感です。
そのため、家の中だと布団の中やこたつ、暖房の近くなど温かい場所を本能的に探し求めます。
しかし、単に温かいだけでなく、温かくて安心できる場所を選ぶのが猫ちゃんの特徴です。
家族のそばが最も温かくて安全な場所だと認識しているからこそ、そこを選んで眠るのです
猫ちゃんなりの恩返しの表現かもしれませんね♡

ゴロゴロ音で癒してくれる

猫ちゃんには喉を鳴らす”ゴロゴロ”という音があります。
実はこの”ゴロゴロ音”には私たちの心と身体を癒す力があります。

ゴロゴロ音”の周波数は、およそ25Hzになっているそうです。
この周波数は、副交換神経を優位にしリラックス効果をもたらしてくれる効果があります。
また、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌を促す働きもあり、猫ちゃんのそばにいるだけで自然と心が落ち着いていくのです。
実際にフランスでは、ゴロゴロセラピーとして医療現場でも活用されており、日本でもセラピーキャットが高齢者施設や病院で活躍する例が増えています。

猫ちゃんはただ甘えて喉を鳴らしているだけではなく、あなたがそばにいることで安心して、その感謝を”ゴロゴロ音”という形で返してくれているのです。

孤独感を減らしてくれる

皆さんはどんな時に孤独感を感じますか?
人間関係に疲れたときや孤独を感じたときは、何も語らずただそっとそばにいてくれる存在に、どれほど心が救われるでしょうか。
猫ちゃんはまさにそのような存在なのです。
フワフワの毛並み、ぬくもりを感じる体温、優しい瞳…
大好きな猫ちゃんがあなたの隣にいるだけで、なぜか心がふっと軽くなります。
言葉を出さなくても伝わる安心感、そっと寄り添ってくれる存在。
これは飼い主への恩返しの一つかもしれません。

科学的にも猫ちゃんとの触れ合いはストレスを軽減する効果があるとされています。
つまり、猫ちゃんと過ごす時間は心の傷や不安を優しく癒してくれるかけがえのない瞬間なのです。

家族の会話が増える

猫ちゃんと一緒に暮らすようになると、家族間の会話が増えて家庭内の雰囲気が明るくなっていきます。

例えば、「今日変な寝方してたよ」「ご飯ちょっと残してたけど大丈夫かな」このような一言が自然と会話のきっかけになります。
猫ちゃんとの生活は、仕草や表情、行動の中にたくさんの気づきをくれます。
猫ちゃんの話題をきっかけに笑い合い、ときには心配し合う中で家族の絆は少しずつ深まっていきます。
小さな子どもや高齢の家族がいる家庭では、猫ちゃんを通じて世代を超えたコミュニケーションが生まれることがよくあります。
猫ちゃんの話題は年齢に関係なく共有できるため、普段は会話が少ない家族同士でも自然と交流が深まります。

このように、猫ちゃんから繋がり”という形で恩返しをしてくれているのかもしれませんね♪

病気のリスクを減らしてくれる

猫ちゃんとの暮らしは、私たちの健康にも深く関係しています。
近年の研究では、猫ちゃんと一緒に暮らすことが予防リスク軽減に貢献している可能性があることがわかってきました。

アメリカ・ミネソタ大学の心臓病研究所の調査では、4,435人のアメリカ人を対象に10年間の長期にわたる追跡調査が行われました。
その結果、猫ちゃんを飼っている人は飼っていない人に比べ、心臓発作による死亡率が約30%も低いという明確なデータが得られたのです。
さらに、この効果は猫ちゃんだけに当てはまる可能性があり、犬を飼っている人についてのデータでは、心臓疾患のリスクを減らす明確な証拠は見つからなかったという報告もあります。

猫ちゃんと触れ合うことでストレスが軽減され血圧が安定し自律神経が整っていきます。
猫ちゃんによる心身へのポジティブな影響がこうした結果を後押ししているのです♫

子どものアレルギーを軽減してくれる

猫ちゃんと暮らすことが子供たちの身体にも嬉しい影響を与えてくれている研究結果があります。

スウェーデンのイエーテボリ大学の研究チームは、幼い頃から猫ちゃんや犬などのペットと暮らすことで将来的なアレルギーのリスクが下がる可能性を示しました。
この研究は1,000人以上の子供を対象に、ぜんそくやアレルギー性鼻炎、湿疹などのアレルギー発症と家庭内のペットの数との関係を調べました。
すると、驚くべきことに生後1年以内に猫や犬と暮らしていた子どもほどアレルギー症状が少ない傾向にあったのです。
ペットがいない家庭の子供の約半数が何らかのアレルギーを抱えていたのに対し、5匹以上のペットと暮らしていた子供たちはアレルギーの発症率が0だったという結果は驚きです!

この効果の背景には、衛生仮説と呼ばれる理論があります。
幼少期に適度な細菌や微生物に触れることで、免疫システムが正常に発達し、過剰なアレルギー反応を起こしにくくなるのです。
筆者自身も小さい頃から犬を飼っていたり小学生の時は率先して飼育をして鶏やウサギなどのさまざまな動物と触れ合っていたおかげかアレルギーを全く持っていません。
少し汚い話ですが、糞尿の世話もきちんとやって細菌や微生物に触れまくっていたためだと思っています。

命の尊さを教えてくれる

猫ちゃんとの暮らしはただ可愛いだけの時間ではありません。
猫ちゃんとの暮らしの中で、命の尊さについて多くのことを教えてくれます。

猫ちゃんの一生は人間よりもずっと短いです。
10年、15年といった月日を共に過ごすと、私たちは猫ちゃんの命と向き合うことになります。
元気に走り回っていた猫ちゃんが年を重ね、動きがゆっくりになっていく様子を間の当たりにします。

生きている”今”がどれほど貴重なものかということに気づかされるのです。
猫ちゃんは体調が悪くてもそれを隠そうとする傾向があります。
「もっと早く気づいてあげれば良かった」「この子が元気なうちに…してあげたい」
このような気づきこそが命の重みを実感する瞬間です。

やがて、別れのときが訪れたとき、私たちは深い悲しみを抱きながらも、この子出会えてよかったと心から思うようになります。
命の終わりを経験することで自分自身や周囲の人や生き物の存在に、より感謝の気持ちを抱けるようになります。
それが猫ちゃんからの命をかけた恩返しかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

あなたが普段見ている猫ちゃんの行動は、実は飼い主に対しての恩返しかもしれません…♬
そのサインに気づいてあげることで、愛猫との関係をより良いものにしていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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