【要注意】猫が泣くほど寂しい時に見せる行動

猫の気持ち

皆さんこんにちは!
元・猫カフェオーナーによる猫のお世話チャンネルです。

このブログでは、猫を飼ってみたい方や飼い始めたばかりの方に向けて、
猫カフェが実際に行っているお世話の方法や使っているものをご紹介するブログです。

今回は猫が寂しいと感じている時に見せる行動をご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください♩

問題行動編

いろんな場所で爪を研ぐ

爪研ぎには「ここにいるよ自分をもっと見てほしい」というメッセージが込められています。

普段以上にいろんな場所で爪を研ぐ行動は、自分の存在をアピールしたい気持ちや、不安や寂しさを発散しようとする本能的な行動です。
また、爪研ぎには「ここは自分のテリトリーだよ」というマーキングの意味もあります。
猫ちゃんは爪研ぎを通じて自分の匂いや爪跡を残して安心感を得ようとしています。

飼い主の留守が多かったり、構ってもらえる時間が減ったと感じると、飼い主の気配が残る場所やよく使う家具などで爪を研ぎます
自分の存在感を示そうとする行動が見られます。

粗相をする

普段はきちんとトイレで用を足している猫ちゃんが、急にあちこちで粗相をするようになった場合、寂しさのサインかもしれません。

飼い主に構って欲しい」という思いから粗相をしてしまうこともあります。
そのような場合は、飼い主のベッドや私物の上で粗相をすることが多いです

しかし、トイレ以外での粗相は病気や体調不良の可能性もあるので注意が必要です。

邪魔をする

寂しさを感じている猫ちゃんは、飼い主が何かに集中しているときに、あえて邪魔をすることがあります。

例えば、飼い主がパソコンで作業をしているときにはキーボードの上に座ったり、本を読んでいると、その上に寝そべったりすることがあります。
これは、「今はこれじゃなくて私を見て」と視覚的に邪魔をすることで、飼い主の気を引きたいと思っているのです。
このような行動を通じて、飼い主が自分と触れ合ってくれることを期待しています。

さらに、猫ちゃんは忙しそうな時間や自分以外に気が向いている瞬間を敏感に察知します。
そのため、飼い主が特定の作業に集中しているときほど、猫ちゃんはその状況を邪魔してきます。

その他行動編

頻繁に鳴く

通常、猫ちゃんは必要なときだけ鳴き声を使ってコミュニケーションを取りますが、寂しさを感じると心の感情が鳴き声として出てしまいます

夜中や早朝に急に鳴き出したり、飼い主の姿が見えなくなるとすぐに泣く場合、寂しさや不安を感じている可能性があります。

特に、高齢の猫ちゃんや1人暮らしの家庭で多く見られる行動です。
「自分の存在に気づいてほしい」や「安心させてほしい」という気持ちが込められているのです。

隠れて出てこない

寂しさを感じた猫ちゃんの中には隠れてしまうタイプもいます。
飼い主がいない時間が長くなると、特に神経質なタイプの猫ちゃんは物影に隠れて出てこなくなります。

寂しい気持ちや不安から身を守ろうとする行動であり、安全な場所にいれば安心できるという心理が働いています。
隠れた場所から安心感を得ることで、自分のペースで落ち着きを取り戻そうとしているのです。

隠れる行動が見られる場合、「そっとしておいてほしい」という猫ちゃんのメッセージとも考えられます。
この場合、無理に引っ張り出そうとせず、猫ちゃんが落ち着いて出てくるのを待ってあげるのが良いでしょう。

グルーミングの時間が長い

猫ちゃんが寂しさや不安を感じると、過剰にグルーミングをすることがあります。
グルーミングにはリラックス効果があり、気持ちを落ち着かせる手段として機能します。
過剰なグルーミングは、ストレスや不安を和らげるための自己安定行動と考えられています。

特に飼い主が長時間いなかったり、新しい環境や生活の変化があったときなど、寂しさや不安を感じてグルーミング行動が増えることが多いです。

ただし、過度なグルーミングが続くと皮膚が荒れたり脱毛が生じることがあります。
この場合は、寂しさや不安が強く影響している可能性が高いので猫ちゃんと遊ぶ時間を増やしてあげましょう

飼い主を見ている時間が長い

猫ちゃんが飼い主を遠目でじっと見つめるのは、「自分に気づいてほしい」というメッセージで、寂しさを感じているサインです。
猫ちゃんは言葉では表現できないため、視線で感情を伝えようとし、飼い主の注意を引こうとしています

また、この見つめる行為は安心感を得るための行動でもあります。
飼い主を見つめることで視覚的に存在を確認し、自分は1人ではないと安心感を得ているのです。
この行動は特に飼い主が何か他のことに集中している時や、忙しそうにしているときに見られることが多いです。

体調を崩す

ストレスや寂しさが長期間続くと、猫ちゃんの健康に影響を与えることがあります。
免疫力が低下し風邪を引きやすくなったり、消化器系に不調が現れることがあります。

また、ストレスが原因で食欲が落ちることもあります
猫ちゃんが突然食事を取らなくなった場合、ストレスから来る食欲不振であることも多いです。
寂しさが原因の場合は、飼い主がそばにいると食べるようになることもあります。

塩対応になる

寂しさを感じた猫ちゃんは、飼い主に対してわざと無視することがあります。
また、名前を読んでも無視をしたり、猫ちゃんから甘えてくる頻度が少なくなったりします。
これは一種の試し行動であり、「気づいてくれないなら私も知らない…!」という気持ちを表しているのかもしれません。

他にも背中を丸めてうずくまったり、目線を合わせないといった行動も見られます。
少し可愛らしい反応ではありますが、スキンシップ不足による寂しさを募らせている可能性があります。
放置しておくと信頼関係を失ってしまう可能性があるので、早めに歩み寄ってあげましょう。
このようなときあなたは猫ちゃんにどうしてあげたいと思いますか??
ぜひ動画のコメントなどで教えてくださいね♪

されると嬉しい行動編

飼い主のそばから離れない

猫ちゃんが寂しいときに飼い主から離れないのは、安心感や愛情を感じたいという気持ちからです。
この行動は、信頼する存在と物理的に近づくことで心の安定を得たいという本能的な反応です。
飼い主のそばにいると、猫ちゃんは自分が安全で守られていると感じるため、飼い主の動きに合わせてついて回ったり常にそばにいようとします。

普段から飼い主との絆が深い猫ちゃんほど、寂しいときにその距離を埋めようと、積極的に甘えることが多いです。
こうした行動が見られた場合は、猫ちゃんにとって安心できる環境を整えてあげたり、一緒に過ごす時間を増やしたりすることで、寂しさや不安を和らげることができます♬

いつも以上にスリスリする

猫ちゃんがいつも以上にスリスリと身体をこすりつけるのは、飼い主に「自分の存在をアピールしたい…!」「もっと注目してほしい!」という気持ちの現れです。

猫ちゃんにとって体をこすりつける行為は、安心感を得るための行動でもあります。
スリスリは特に寂しさや不安を感じたときに頻繁に行われます。
飼い主との触れ合いから安心感を得たいという心理が働いており、優しく撫でたり声をかけたりすることで寂しさを和らげることができ、猫ちゃんとの絆をさらに深められます♫

帰宅すると駆け寄ってくる

飼い主の帰宅時に猫ちゃんが駆け寄ってくる行動にはいくつかの理由があります。

かまってもらいたいから

長時間の留守番を経て、飼い主に会えるのを心待ちにしているため、「寂しかったよ」「もっと自分を見て」という思いから駆け寄ってくるのです。

自分の匂いをつけたいから

猫ちゃんにとって飼い主は特別な存在であり、自分の匂いをつけたいという本能も働きます。
飼い主が他の匂いに染まっていると、急いで自分の匂いをこすりつけようとします。

お腹が空いているから

猫ちゃんのお腹が空いている場合は、ご飯の最速が目的であることも少なくありません。

帰宅の気配を察知して玄関で待機し駆け寄ることでご飯がもらえる期待を表しま

駆け寄ることが習慣化しているから

飼い主の帰宅時に毎日駆け寄ることが習慣化している場合もあります。

猫ちゃんは飼い主の帰宅ルーティンを覚えており、それに合わせて出迎えることが日課になっていることがあります。
このような習慣ができると無意識のうちに玄関で待つようになるのです。

玄関近くで寝ていたから

そして、猫ちゃんが玄関近くで寝ているだけで帰宅に気づいてそのまま飼主の元へ駆け寄っている場合もあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回ご紹介した行動が見られたときは、猫ちゃんが感じているストレスや不安を軽減するために飼い主とのふれあいの時間を増やす遊びや、コミュニケーションを通して安心感を与えることが大切です。
さらに、過剰なグルーミングや食欲不振などの健康への影響が見られる場合には早めに対応することが必要です。

猫ちゃんの行動をよく観察することで、より適切な対応を取ることができます。
寂しさを与えすぎるとストレスが重なり、最悪の場合は動物病院へ…ということもあり得ます。
可愛い愛猫のためにも未然に防いでいきましょう♩

最後までお読みいただきありがとうございました!

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