皆さんこんにちは!
元・猫カフェオーナーによる猫のお世話チャンネルです。
このブログでは、猫を飼ってみたい方や飼い始めたばかりの方に向けて、
猫カフェが実際に行っているお世話の方法や使っているものをご紹介するブログです。
猫ちゃんとの日常においては、あえて”無視“をすることが必要な場面があります。
「猫ちゃんを無視するなんてできない…」と思う方もいらっしゃると思いますが、猫ちゃんと飼い主にとって大切なことなので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです♬
1.お出迎えしてくれたとき

帰宅時に猫ちゃんがお出迎えしてくれるとついスキンシップを取りたくなりますよね。
しかし、ここですぐに過剰に反応してしまうと、飼い主が外出をする際に猫ちゃんの不安を助長してしまう可能性があります。
まずは、『ただいま』と軽く声をかけ、飼い主が落ち着いてから猫ちゃんと触れ合うようにしましょう。
これにより、猫ちゃんも飼い主が落ち着いているときに遊んでもらえると学習し、安心して待てるようになります。
2.ご飯をもっと欲しがっているとき

ご飯を食べ終えた後、猫ちゃんがじっと見つめてきたり鳴いておねだりしてくることはありませんか?
猫ちゃんは賢いので、このような場面で反応してしまうと、鳴けばご飯がもらえると覚えてしまいます。
そのように誤学習してしまうと、食事時間以外でも頻繁に要求してしまうことになる可能性が高いです。
無視することで”泣いてもご飯はもらえない”と理解でき、必要以上のおねだりを減らすことができます。
3.機嫌が悪いとき

猫ちゃんが尻尾を大きく振っている姿を見かけたことはありませんか?
一見すると、嬉しいのかな?と思いがちですが、これは猫ちゃんが機嫌が悪いときのサインです。
このようなときは猫ちゃんの気持ちを尊重してそっとしておきましょう。
自分でリラックスできる時間を確保することで、猫ちゃんも落ち着くことができます。
無理に触れようとせず、自然に落ち着くのを待ってから優しく接するようにしましょう♩
4.グルーミング中

グルーミングは身体をを清潔に保つだけでなく、猫ちゃんにとってリラックスできる大切な時間です。
また、ストレス解消の手段としても行われます。
グルーミング中に構われてしまうと、猫ちゃんが不快に感じることがあります。
特に神経質な猫ちゃんの場合、ストレスの原因になることもあるので注意しましょう。
ただし、グルーミングが過剰な場合はストレスや皮膚病の可能性があるため、早めに動物病院へ受診をしましょう。
5.興奮しているとき

興奮して走り出すなど興奮している猫ちゃんは、余計な刺激を与えると逆効果です。
感情が高ぶっているときに構うと攻撃されることもあるため、注意が必要です。
校風状態は基本的には放っておくと落ち着いていきます。
毎回飼い主が介入してしまうと、猫ちゃん自身で感情をコントロールする機会を失ってしまうため、落ち着くまではそっとしておくことが大切です。
6.過度に鳴いているとき

猫ちゃんがしつこく鳴いているときにすぐ反応すると、「鳴けば何かがもらえる」と誤学習してしまい、食べ物や遊びを頻繁に要求するようになります。
この場合はあまり構わずに無視することも必要です。
ただし、急に過剰に鳴くようになった場合は、健康上の問題がないか確認しましょう。
痛みや病気が原因で泣いていると考えられる場合は無視せず、すぐに動物病院を受診しましょう。
7.粗相をしたとき

粗相をした際はただ無視するのではなく、なぜ粗相が起きたのか原因を解決することが大切です。
原因としてストレスや不安、トイレの清潔さ・場所・種類があっていない、膀胱炎や腎臓病などの健康問題が考えられます。
罰するのではなく、静かに片付けをしてから原因を調べて適切な対処しましょう。
8.噛んだとき

猫ちゃんに噛まれた際、飼い主が大きな声を出したり強く反応したりするのはNGです。
猫ちゃんはその反応に興味を持つことがあります。
猫ちゃんは「噛むと何かが起こる…」と期待をして噛む行動を繰り返す可能性があります。
無視することで噛んでも何も得られないことを理解してもらいましょう。
特に子猫の場合は遊びの一環で噛むことが多いですが、この時期に噛む行動に対して過剰に反応しないことで成猫になってからも噛みグセが残るのを防ぐことができます。
我が家の場合、噛んできたらあえて嫌がることをして噛まないようにしつけています。
9.ストーカー

猫ちゃんは飼い主の注意を引きたくて、後をついて回ることがあります。
このときにすぐに反応すると、常に飼い主の後を追う行動を繰り返すようになります。
無視することで、常に追いかけても飼い主は反応しないということを理解してもらうことができます。
10.猫同士が戯れ合っているとき

猫ちゃんは社会的な動物であり、群れの中で順位付けや関係性を自然に調整します。
喧嘩のように見える行動も、実は猫ちゃん同士の遊びやコミュニケーションの一部であったり、優位性の確認のためであることがあります。
このような場面で飼い主が無理に介入すると、飼い主が怪我をしてしまったり、猫ちゃん同士の関係性がうまく形成されないことがあります。
無視することで適切なバランスを見つけることができます。
一方の猫ちゃんが攻撃的な場合は、喧嘩になる可能性もあるため、注意して見守りが必要です。
11.隠れているとき

猫ちゃんにとって”隠れる”ことは、安心感を得るための自然な行動です。
特に家の中で不安やストレスを感じているとき、狭くて安全な場所に隠れて気持ちを落ち着けよとします。
また、猫ちゃんは元々独立心が強い動物で、一人になりたいと感じることがあります。
隠れる行動はその一環でもあります。
このように隠れている猫ちゃんを無理に引きずり出そうとすると、不安が増し、ストレスが悪化する可能性があります。
そっと無視することで、猫ちゃんの独立心を尊重してあげましょう。
ただし隠れている時間が数時間にも及ぶときは行体調不良の可能性もあるため、注意しましょう。
12.夢中で遊んでいるとき

飼い主が常に一緒に遊んでくれるわけではないため、猫ちゃんには自分で楽しむ力が必要です。
夢中で遊んでいるときに無視することで、猫ちゃんは「一人でも楽しく過ごせる」という自信を持つことができ独立心が育ちます。
飼い主がすぐに反応するよりも、一人遊びに没頭する時間を得ることが猫ちゃんの成長にとってもプラスになります。
13.ケージから出してほしいとき

ケージに慣れさせておきたいと思う飼い主は多いと思います。
入れ始めのころはケージから出して欲しくて、鳴いてしまうことが多くあると思います。
『かわいそうだから…』と出してしまうと、今後鳴くことを続けてしまいます。
ケージに慣れてもらうためにも、心を鬼にして無視をしましょう。
14.夜鳴きをするとき

飼い主が寝静まった後に『アオーン』と鳴くのが夜鳴きです。
普段と違う鳴き方をされると、つい構いたくなりますが、遊びたくて鳴いている場合は無視するのが良いです。
夜鳴きの原因には寂しさや空腹、トイレの汚れなどが考えられます。
対処法としてはご飯をあげる時間を調整したり、寝る前にトイレを掃除する、猫ちゃんが安心できるように飼い主の匂いがついた服を置いておくことなどの方法で予防できることもあります。
ただし、老猫の場合は病気が原因のこともあるため、無理に無視せずによく観察して、必要であれば動物病院へ受診をしましょう。
15.爪研ぎ中

猫ちゃんにとって爪とぎは爪のお手入れという意味合いが大きいですが、ストレスやイライラを感じているときにも爪とぎをして気持ちを落ち着かせることがあります。
爪とぎ中に声をかけたりすると、猫ちゃんが驚いて威嚇したり、攻撃的になることもあるため注意が必要です。
特に入念に爪研ぎをしているときは集中しているのでそっとしておきましょう。
爪研ぎが終わってリラックスしているタイミングで優しく声をかけると、猫ちゃんも安心して過ごすことができます。
爪研ぎが頻繁に見られる場合はストレスが溜まっているサインかもしれません。
猫ちゃんと遊ぶ時間を増やしたり、リラックスできる環境を整えてあげましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
猫ちゃんが可愛くてつい構いたくなりますが、過剰なスキンシップや反応は返って猫ちゃんのストレスや依存心を助長することもあります。
大切なのは、猫ちゃんがリラックスして自分のペースで過ごせるよう良いタイミングを見極めることです。
猫ちゃんと適度な距離感で信頼関係を良くしていきましょう♩
最後までお読みいただきありがとうございました!