【ペット葬】猫が亡くなったときにする3つのこと

基本

皆さんこんにちは!
元・猫カフェオーナーによる猫のお世話チャンネルです。

このブログでは、猫を飼ってみたい方や飼い始めたばかりの方に向けて、
猫カフェが実際に行っているお世話の方法や使っているものをご紹介するブログです。

大好きな家族である猫ちゃん。
悲しいですが、いずれはやってくるお別れのとき。
大切な内容になりますのでぜひ最後までご覧ください。

猫の寿命と死因

環境省のデータによると、猫の寿命は約15年と言われています。
室内飼いが一般的になる前の主な死因は、交通事故や怪我でした。

純血種よりも雑種、オスよりメスの猫ちゃんの方が寿命が長いとも言われています。

現在は、完全室内飼いが一般的ですので、死因は腎臓病腫瘍感染症などが多いと言われています。

私の経験で、さっきまでとても元気だったのに亡くなってしまうという”突然死”により亡くなってしまう猫ちゃんも少なくないです。

猫に長生きしてもらうためには?

  • 清潔な水を十分に与える
  • 毎日のスキンシップを欠かさない
  • 病気のサインを見逃さない

近年は肥満の猫ちゃんが増えていますので、適正体重の維持も大切です。
また、病気がなくても定期的に動物病院で健康診断を受けることをおススメします!

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猫が亡くなったときにやるべきこと3つ

猫をこれから飼育する方にも、いま猫を亡くされたばかりの方にも、分かりやすいように猫が亡くなったときに飼い主としてやるべきことを3つにまとめました。

  1. 猫の死亡確認
  2. 猫の遺体を安置
  3. 猫の供養

1.猫の死亡確認

自宅で猫ちゃんが亡くなった場合、実際に亡くなっているかどうかを飼い主自身で判断することが多いと思います。

猫ちゃんの死亡を確認する最も確実な方法は獣医さんによるものですが、自分で猫ちゃんの死亡を確認する場合は、最低限以下の2点だけでもしっかりと確認してください。

  1. 呼吸停止の確認・・・猫のお腹の動きなどをみて呼吸の有無を確認
  2. 心拍、脈の停止の確認・・・猫の胸のあたりに手を当て鼓動の有無を確認

2.猫の遺体はどうする?

残念なことに猫の死亡が確認されたときは、供養にそなえて猫の遺体を安置する準備をします。

猫の遺体を棺に納める

猫の遺体を安置するために、まず以下のものを用意します。

  • 棺となる段ボール
  • タオル、毛布など
  • 保冷剤
  • ガーゼ

棺となる段ボール

まず棺とする段ボールなどの箱を用意します。
通常の段ボールで大丈夫ですが、猫の体重などによって移動の際に底が抜けることがないように納める前に箱の強度を確認しましょう。
紙以外の材質の箱を棺としても基本的には問題はないのですが、材質によっては火葬の際に一緒に火葬ができない場合があります。

タオル、毛布など

棺の中にタオルや毛布などを敷いて、亡くなった猫の遺体を納めます。
この際に、猫の脚を箱に納まるように軽く折りたたんであげます。
猫の死後硬直は死後30分~2時間ほどで始まり、死後硬直が始まると脚は曲がりにくくなります。
死後硬直が始まってしまった場合は無理に力を入れずにそのままにしましょう。

保冷剤

猫の遺体をしっかり冷やすことが大切です。
猫の遺体の脇・お腹のあたりには保冷剤を当て、しっかり冷やすことで猫の遺体の腐敗を防ぎ、状態を保つことができます。

夏場など気温、室温が高いときは遺体の状態が悪くなりやすいです。
出来る限り20℃以下を保った涼しい部屋に猫の遺体を安置します。

このような処置をすることで2~3日ほど猫の遺体を自宅で安置することができます。

ガーゼ

亡くなった猫の遺体からは時間の経過とともに体液が出てくることがあります。
必要に応じて猫の目・耳・口・肛門などにガーゼを詰めます。

猫を火葬するまで日にちが空いてしまう場合は・・・

ペット霊園などではペット専用の霊安場所で猫の遺体を事前に預かってくれるサービスもあります。

メモリアルなび」で近くのペット霊園を探すことができますので、火葬までの預かりについても相談してみましょう。

火葬の日まで自宅で猫の遺体を安置するときは、お線香をあげて供養してあげるのもいいでしょう。

3.猫の供養の方法は?

亡くなった猫ちゃんを無事に棺に納め、安置することができたら、次は供養方法を決めることになります。
供用方法は4つありますので、それぞれについてメリットやデメリットにを説明します。

1.自宅の庭に猫の遺体をそのまま埋葬する

自宅の庭に猫の遺体をそのまま埋葬する方法です。

メリット

  • 費用がかからない。
  • すぐに埋葬することが可能
  • いつでも手を合わせることができる。

デメリット

  • 将来、引っ越しをする可能性もある。
  • 埋葬した遺体の骨化するのに時間がかかることもある。
  • 野生動物に掘り起こされる可能性もある。

猫の遺体を自宅の庭で埋葬する場合に気を付けるポイント

  • 猫の遺体を埋葬する穴の深さは出来る限り深くする。(60cm以上が理想)
  • 猫の遺体を埋葬する場所の日当たりにも気を付ける。
    日当たりが悪いほど骨化までに時間がかかることもあります。

猫の埋葬に関わる思わぬトラブルを防ぐためにも、住宅地では猫の遺体をそのまま庭に埋葬することは、避けた方が良いかもしれません。

また、猫の遺体を河川、公園、山林など自宅以外の場所に埋葬することは”不法投棄”とみなされる場合がありますので絶対にやめましょう。

行政に猫の遺体の引取りor火葬を依頼する

メリット

引取り(処分)の場合は2,000円~3,000円程度で比較的安価

デメリット

行政によっては「供養」ではなく「ごみ処理」の一環であるケースも・・・。
大切な家族であるペットを供養する方法としては、最もおすすめできない方法です。

移動ペット火葬業者に猫の火葬を依頼する

車両に火葬炉を積んだ移動式のペット火葬業者に猫の火葬を依頼する方法です。

メリット

  • 自宅まで迎えにきてくれる
  • 個別に猫を火葬をしてくれるので返骨をしてくれることも。

デメリット

  • 法的な規制がほとんどないため、ごく一部悪質な事業者が入ってしまうこともある。
  • 移動ペット火葬の口コミはとても分かりにくい。
  • 移動ペット火葬紹介サービスは、近くの移動ペット火葬を斡旋してくれるが、自宅に来るまでどこの事業者が来てくれるのかは分からない。

ペット霊園で猫を火葬・供養する

ペット霊園といわれるペット供養の専用施設で猫を火葬・供養する方法です。

ちなみに、私は1度だけの費用で永年供養していただける場所でお願いしました。
調べると年間更新料が発生するペット霊園もあったりします。

メリット

  • ペット霊園は地域に根差して運営しているため、実際に現地でペット葬儀を行った人からの評判が入手しやすい。
  • 気持ちを切り替るきっかけになる。
  • ペット専用火葬炉を備えているため、遺骨を綺麗に遺すことができる。
  • 火葬後は家族でお骨上げをすることができる。

デメリット

  • 費用はその他の方法と比較して数千円~数万円程度高くなる。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は亡くなった猫ちゃんについてお話ししました。

どの供養の方法を選択するにしても、家族でよく話し合い、猫ちゃんと家族にとって最適な方法を選ぶことが最も重要です。
猫ちゃんを亡くすことは家族全体に大きな影響を与え、家族1人1人の心のケアが非常に重要となります。
亡くなった猫ちゃんも家族がずっと悲しんでいるのを見たくはないはずなので、1日も早く家族の笑顔を取り戻せることを願っています。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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