【気づいて!】 猫の意外な愛情表現を見逃してない?

猫の気持ち

皆さんこんにちは!
元・猫カフェオーナーによる猫のお世話チャンネルです。

このブログでは、猫を飼ってみたい方や飼い始めたばかりの方に向けて、
猫カフェが実際に行っているお世話の方法や使っているものをご紹介するブログです。

猫ちゃんは言葉は話せない代わりにいろんな気持ちを行動で伝えてくれます。
その行動を間違って受け取っていませんか?
人間目線だと嫌われたかも…と思ってしまう行動が、実は猫ちゃんの世界では”信頼”や”愛情”という真逆のメッセージだったりします。

今回は、嫌われてると思ったら実は大好きを伝えているの行動について紹介していきます。

↓嫌いな人に見せる行動についてもご紹介しているので、同時にチェックしてみてくださいね!

睨まれる

猫ちゃんと暮らしていると、ふとした瞬間にじっと見つめられて、「怒ってる…?」と不安になることはありませんか?
もともと目つきが鋭い猫ちゃんは表情が少し怖く見えることがありますが、睨んでいるからと言って怒っているとは限りません。

猫ちゃんは「お腹が空いた」「寒い」「暑い」「退屈した」など、何かしらの要望があるとき言葉の代わりにじっと見つめてくることがあります。
この表情は一見睨んでいるように見えてしまうことがありますが、これは怒りではなく信頼している相手だからこそ訴えかけている行動なのです。

大好きな飼い主が何をしているのか気になって静かに観察しているだけのこともあります。
「遊んでくれるかな…?」「もうすぐこっちに来てくれるかも…」と様子を伺っている健気な行動かもしれません♬

甘噛み

猫ちゃんを撫でているときに突然ガブっと軽く噛まれて驚いたことはありませんか?
甘噛みは猫ちゃんなりの愛情表現なんです。

甘噛みリラックスしているときや甘えたい気持ちが高まっているときによく見られます。
言葉はなくても身体を使って愛情を伝えてくれているのです。
エネルギーがあり余っていたり退屈していたりすると、噛むことで自分の気持ちを表現しようとします。

他にも、子猫の時期には歯が生え替わるタイミングがあります。
この時期の甘噛みは、歯のむがゆさを解消したいという本能的な行動でもあります。
その場合は噛んでも大丈夫なおもちゃなどを用意してあげると、猫ちゃんも安心してストレスを発散できます。

我が家の場合、基本的に甘噛みでも怒って噛みグセがつかないようにしつけをしていますが、10匹のうち1匹の猫ちゃんだけ治らずに甘噛みをしてきます。
足の親指が大好きみたいでよく寝ているときに噛んできます。
甘噛みに関して困った経験がある方はぜひ動画のコメントなどで教えてください!

頭突き

突然猫ちゃんにゴツン…!と頭突きをされたことはありませんか?
猫ちゃんに攻撃されてしまったとショックかもしれませんが、実は頭突きも猫ちゃんなりの愛情表現なんです♪
優しく受け止めてたっぷり愛情を返してあげてくださいね♫

猫ちゃんの顔には目の上や頬、顎などに「臭腺」という匂いを出す器官があります。
信頼している相手に自分の匂いをつけることで”大切な存在”という意味でマーキングします。
頭突きはまさにそのマーキング行動の一つで飼い主への信頼の証です。

また、猫ちゃんにとっての頭突きは挨拶の意味もあります。
子猫のころ、きょうだい猫や母と頭をぶつけ合ってコミュニケーションを取っていた経験から、成猫になっても挨拶の気持ちを込めて頭突きをすることがあります。

爪とぎ

飼い主が帰宅したときなどに急に爪とぎを始めることはありませんか?
「今から飛びかかって来るのではないか…?!」というふうにも見えますよね?

でも、安心してください!
勢いよく爪とぎをする行動は攻撃の前ぶれではなく、猫ちゃんなりのワクワクした感情の現れなんです♫
猫ちゃんは気持ちが高ぶったとき、エネルギーを発散させるために爪とぎをすることがあります。

特に飼い主を見ながら爪とぎをしている場合は、「これから遊ぶぞ~!」というサインであることが多いです。
大好きな飼い主を前にテンションが上がりすぎてしまい、とりあえず爪とぎに感情をぶつけている、そんな可愛らしい一面なのです。

あなたの帰宅と同時に猫ちゃんが目を輝かせてバリバリと爪を研いでいたら、精一杯の歓迎の仕草です。
少しだけでも時間を取って一緒に遊んであげてみてくださいね♡

そっぽを向く

猫ちゃんと目が合った瞬間、クイっとそっぽを向かれたことはありませんか?
猫ちゃんの世界ではじっと目を見つめ合うのは威嚇や喧嘩のサインです。
そっと視線を外すことで「争うつもりはないよ」「敵ではありませんよ」というメッセージを伝え合っています。

この習性は人間との関係でも変わりません。
飼い主さんに叱られている場面であっても、猫ちゃんが目をそらすのは「ごめんね」「怒ってるのは分かってるよ」と精一杯の平和的アピールなのです。

つまり目があったのにそっぽを向かれたからといって避けられたということではなく、むしろ猫ちゃんが飼い主を信頼しているからこそ、穏やかに気持ちを伝えようとしている証拠です♪

撫でた後に身体を舐める

猫ちゃんを撫でてあげた後、すぐにその部分をペロペロと舐め始める様子を見たことはありませんか?
「触られるのが嫌だったのかな…」と思ってしまいますが、実はそれ嫌がっているわけではないんです。

猫ちゃんはとても綺麗好きな動物で毎日時間をかけて毛づくろいをして美しい毛並みを保っています。
中には自分の毛並みに強いこだわりを持っている猫ちゃんもいるかもしれません。
そのため、飼い主に撫でられると嬉しい反面、毛の流れが乱れてしまうので撫でられた後は整え直そうと本能的に毛づくろいを始めます

さらに、撫でられた部分には飼い主の匂いがほんのり移ります。
自分の匂いと飼い主の匂いが加わることでより落ち着いた気持ちになります。
舐めることで自分の匂いと混ざり合いさらに心地よさを感じているのです。

撫でられて嫌だったから舐めているのではなく、前向きな気持ちの現れです。

お尻を向けて座る

せっかくそばにいてくれるのに飼い主にお尻を向けて座っている姿を見ると、こっちを向いて欲しいなと少し寂しい気持ちになってしまいますよね…。
その姿、実は猫ちゃんが飼い主を心から信頼しているサインなんです♬

猫ちゃんは本来、警戒心の強い動物です。
野生では背後を見せるという行動は敵に隙を見せることになり、後ろを向くというのはとてもリスクの高い状態です。
そんな猫ちゃんがわざわざ飼い主にお尻を向けて座るというのは「飼い主のそばなら安心」「背中を預けても大丈夫」という深い信頼の現れです。

この行動は親猫や仲の良い猫同士の間でもよく見られるもので、心を許した相手にしかしない特別な仕草です♪

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今までは、「もしかして嫌われてる…?と思っていた行動が、実はめちゃくちゃ好かれてたなんてちょっと嬉しくなっちゃいますよね♡
猫ちゃんのメッセージに気づいてあげられるかどうかが関係を深める大切な鍵になります。
ほんの少し目線を変えるだけで日常がより温かく感じられるはずです♪

最後までお読みいただきありがとうございました!

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