【要チェック】猫のかかりやすい病気まとめ

体調

皆さんこんにちは!
元・猫カフェオーナーによる猫のお世話チャンネルです。

このブログでは、猫を飼ってみたい方や飼い始めたばかりの方に向けて、
猫カフェが実際に行っているお世話の方法や使っているものをご紹介するブログです。

猫ちゃんにはいつまでも健康でいてほしいですよね。
猫ちゃんの健康を守るためにもかかりやすい病気については知っておく必要があります。

今回は、猫のかかりやすい病気についてです。
10匹多頭飼いをしている元・猫カフェオーナーの経験からご説明していきます。
ただし、獣医ではないので治療法などには触れておりません。
かかってしまった場合や気になる場合は病院に連れて行って診断してもらいましょう。

胃炎・腸炎・胃腸炎

消化器の粘膜が炎症を起こしている状態のことで、症状としては嘔吐下痢食欲低下などが出る病気です。

症状

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 食欲低下

原因

  • 誤飲
  • 感染症
  • ストレス

注意点

猫ちゃんはちょっとしたことで下痢をしやすかったりするので排便の管理や観察は大切です。
また、トイレお水などを通じて悪玉菌が他の猫へと感染することもあります。

軽度な胃炎であれば治療をしなくても数日で自然に治ることがありますが、ひどい嘔吐や下痢による脱水症状を起こしてしまうこともあり場合によっては注射や点滴を行うために入院が必要になる場合もあります。

下痢や嘔吐が続くようであれば病院へ連れて行きましょう。

ジアルジア症

ちなみに我が家では猫ちゃんを飼い始めた頃に、ジアルジア症という下痢を主体とした消化器の寄生虫感染にかかった猫ちゃんがいます。
珍しい病気ではなく特に1歳未満の猫ちゃんが感染します。

ジアルジア症の原因となっている寄生虫は他の猫への感染だけではなく、犬や人へも感染する恐れがあるので感染の拡大に注意を払う必要があります。

膀胱炎

膀胱炎は「猫下部尿路疾患」とも言い膀胱から尿道までの下部尿路に起こる病気のことを言います。

症状

  • 繰り返しトイレに行く。
  • トイレに行ってもほとんど排尿しない。
  • 陰部を舐める。
  • 排尿姿勢をとってから尿が出るまで時間がかかる。
  • 落ち着きがない。
  • 排尿時に鳴く。
  • 尿に血液が混じっている。

原因

  • 細菌感染

普段は雑菌が入ってこないように防御機能がありますが、何らかの原因で防げなかったときに膀胱炎が起こります。

メス猫に関しては肛門と尿道が近いため菌が侵入しやすいそうです。
疲労ストレスなどで防御機能が衰えて菌が侵入することもあります。

注意点

膀胱炎は一度なると繰り返しやすくなったりします。

また、多頭飼いの場合は血尿を発見した際に、どの猫ちゃんが怪しいかを見つけるのが大変です。

猫カゼ

「猫カゼ」というのは実は猫の病名ではありません。
人間のカゼのような症状が見られる感染症を猫カゼとまとめて呼んでいます。

症状

  • くしゃみ
  • 鼻水
  • 発熱
  • 結膜炎猫特有

原因

ヘルペスウイルス、カリシウイルスなどのウイルスを持った猫との接触によって感染

注意点

免疫がしっかり備わっていない子猫に多く感染します。

多頭飼いにはとても厄介で1匹かかると次々感染してしまいます。
猫風邪は人間の風邪と同様に特効薬がないため、長引くことも知っておきましょう。
多頭飼いの場合は隔離できる部屋があると安心です

100%ではありませんがワクチンによって予防することができます。
感染したときに症状を抑えるためにも定期的にワクチンを接種していくことが大切です。

結膜炎

瞼の裏にある結膜が炎症を起こしてしまう病気

症状

  • 目や目の周り、瞼の裏が赤く腫れる。
  • 涙や目ヤニが出る。

原因

  • ウイルスや細菌による感染
  • 外傷や砂埃などの異物
  • 免疫介在性疾患
  • アレルギー
  • 涙の現象
  • 他の目の病気に続発して起こる。

注意点

軽度の結膜炎であれば、1~2日程度で自然に治っていくこともあります。
結膜炎が進行すると、腫れ上がった結膜によって瞼と瞼がくっつき開かなくなってしまうこともあるので注意が必要です。

尿石症

腎臓~尿管~膀胱~尿道の中に結晶や結石ができ、膀胱や尿道を傷つけたり尿道に詰まったりする病気です。

症状

  • トイレに行く回数が増える。
  • 頻繁にトイレに行くのにおしっこが少ししか出ない。
  • トイレうずくまっている。
  • 粗相をする。
  • おしっこに血が混じっている。
  • おしっこがキラキラ光っている。
  • おしっこを触るとザラザラとした砂を感じる。

原因

  • 遺伝
  • 十分に水を取っていない。
  • 尿路に細菌が侵入する。

注意点

「膀胱結石」とも言いオス猫がなりやすい病気でもあります。

結石について

代表的な結石にはストルバイトとシュウ酸カルシウムの2種類があります。

ストルバイトは尿がアルカリ性に傾くとできやすくなります。
療法食によって尿のphをコントロールすることが主な治療法となります。

シュウ酸カルシウムはやや酸性に傾くとできやすくなります。
排尿を促すことである程度取り除くことはできますが、大きな結石がある場合は手術が必要になることもあります。
我が家では石が溜まりすぎて手術した猫ちゃんがいます。

歯肉炎・歯周病

2歳までの猫の70%が歯周病にかかっていると言われるほど猫にとって身近な病気です。

症状

<初期症状>

  • 口臭が気になる。
  • よだれが増える。

<重度>

  • 歯の根元が赤くなり腫れる。
  • 口内出血

原因

  • 定期的な歯磨き不足
  • 歯石が付いた状態が続く。

注意点

重度の歯周病を放置していると細菌が血液に入り込み、心血管系疾患腎臓機能障害になる可能性もありますので、歯磨きグッズなどを活用して定期的に歯を磨いてあげましょう。

心筋症

心臓の筋肉が厚くなったり薄くなったりするなどの異常が生じて心臓を働きが弱くなる病気

症状

  • 呼吸が苦しそうにしている。
  • 空咳
  • 心拍数が多い。

原因

  • 不明

原因は不明ですが、主に遺伝子が関与していると言われています。

注意点

数年前は長毛のオス猫は先天的に心筋症の可能性が高いと言われており、我が家でも注意していたところ長毛のオス猫が心筋症を持っていました。

拡張型心筋症に関してはタウリンの欠如が関与していると言われています。
現在心筋症自体を根本的な方法はないと言われているので、我が家ではタウリンの入った缶詰を定期的に与えるようにしています。

腎臓病

腎臓が十分に機能しなくなる病気です。

症状

<初期>

  • 多飲多尿
  • 尿に関連した変化

<進行すると・・・>

  • 食欲不振
  • 体重減少
  • 嘔吐
  • けいれん発作

原因

  • 腎臓に流れる血液量の低下
  • 腎臓が障害を受ける。

注意点

腎臓病は今回ご紹介する病気の中でも唯一経験していない病気ですが、死亡率の高い病気なのでなってほしくない病気です。

不治の病とも言われている腎臓病ですが、現在、一般社団法人AIM医学研究所の宮崎徹さんが発見したタンパク質「AIM」をもとに、猫の腎臓病治療薬の開発に挑んでいらっしゃるそうなので、ぜひ応援していきたいです。

毛球症

正式な病名ではないので、毛球を吐いた段階で毛球症という獣医師さんもいれば、毛球によって食欲不振などの症状が出た段階で毛球症と判断する獣医師さんもいます。

症状

  • 嘔吐
  • 食欲不振
  • お腹が膨らむ

原因

  • 毛づくろいにより飲み込んだ体毛が体内で溜まる。

注意点

我が家の猫ちゃんの中には応急症で緊急手術をした猫ちゃんもいます。

もともと毛玉を履きやすかったので、夏にはサマーカットをしてなるべく毛を飲み込まないようにしています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は猫のかかりやすい病気についてご紹介しました。
病気になると費用もかかりますので、小さなサインから気づけるようにしたいですよね…!

猫ちゃんが病気にかかってしまった際の経験談などのコメントもお待ちしております。
最後までお読みいただきありがとうございました!

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