【要注意】身近に潜む猫に猛毒な匂い7選

ノウハウ

皆さんこんにちは!
元・猫カフェオーナーによる猫のお世話チャンネルです。

このブログでは、猫を飼ってみたい方や飼い始めたばかりの方に向けて、
猫カフェが実際に行っているお世話の方法や使っているものをご紹介するブログです。

今回は猫にとって猛毒となる「匂い」についてまとめました。 植物やタバコ以外にも、普段から人間が口にするものまで 意外と知らなかった!というものもありますのでぜひ最後まで見てみてくださいね。

アロマオイル・エッセンシャルオイル

スプレータイプも要注意!

人間にとってはアロマオイルやエッセンシャルオイルはリフレッシュやリラックス効果などがある一方で、猫ちゃんにとっては強すぎる刺激になってしまいます。
基本的にアロマオイル・エッセンシャルオイルは猫にとってはすべてだと思っておいた方が良いです。

猫ちゃんは完全肉食動物のため植物の解毒能力が低いです。
アロマオイルエッセンシャルオイルを吸ったり舐めたり皮膚につけたりすると肺炎になったり、嘔吐や下痢をしたりします。

皮膚からでも吸収されてしまうので、空間スプレータイプも危険です!
人間の使う虫除けの成分に精油と書いてある場合も使用は中止してください。
場合によっては、肝臓が悪くなり最悪死んでしまうこともあります。

柑橘系も要注意!

意外かもしれませんが、みかんなどの柑橘系も要注意です。
猫✕こたつ✕みかんというイメージもありますが、実はみかんは猫ちゃんの苦手な匂いです。
そして、柑橘類の皮にはDリモネンという成分を含むエッセンシャルオイルが含まれています。
リモネンは胃腸障害の原因になるので注意が必要です。

猫ちゃんの方からみかんに寄ってくることはないと思いますが、柑橘系のジャムや柑橘系の香りの洗剤などにもこのDリモネンが香り成分として入っているので、注意しておきましょう。

ネギ・ニンニク

ネギやニンニクのは猫ちゃんにとって有害な食品ということは知っている方も多いのではないでしょうか。

実はその匂いも猫ちゃんにとって不快なものです。
これらの食品はジオールという成分を含みこれが猫ちゃんの血球を破壊することが知られています。


猫ちゃんは本能的に自分にとって有害なものを嫌うため、これらの食品の香りにとても敏感です。
しかし、中にはニンニクの匂いを好み積極的に食べようとする猫ちゃんもいます。
唐揚げの味付けやフライドチキンのガーリックパウダーなどだけでも中毒になる可能性があるため、注意が必要です。
ニンニクエキスやニンニクサプリなども含めて猫ちゃんには近づけないことをおススメします。

漂白剤

次亜塩素酸ナトリウムは猫ちゃんの皮膚につくと皮膚炎になり、舐めると痙攣の原因になります。

人間の感染症予防で使う目的で薄く希釈した状態なら問題ないのですが、次亜塩素酸ナトリウム独特の匂いが大好きな猫ちゃんも一定数いるようで、我が家の猫ちゃんも1匹ハイターを薄めたものでキャットケージの床を拭いた後に体をこすりつけるようにする仕草をすることもありました。

特にキッチン周りや洗濯物などで漬け置きしているハイターの液を間違えて飲ませないように注意が必要です。
ハイターはしっかり拭き取りした上で使っています。

ユリ・チューリップ

猫ちゃんにとって最も危険な植物といえばユリの花です。
実は毒の成分はまだ分かっていないのですが、花の部分も茎も花瓶の水すらも全てが毒です。

ユリはいい匂いがしますが、最悪死んでしまいます。
そのため、ユリの花を家に置くのは絶対NGです。

芳香剤・消臭剤

消臭剤に入っている消臭成分ですが、日本の法律では消臭剤に使われている消臭成分の中身まで表記の義務がありません。
消臭成分の中には猫ちゃんの肝臓で分解できないものがあります。
”ペットにも安心”などの表記があるもの以外は使わないのが無難です。

猫ちゃんと暮らしていると匂いが気になってしまう方もいらっしゃると思いますが、空気清浄機や脱臭機などで対処するようにしましょう。

香水・柔軟剤

良い香りのする香水や柔軟剤も日常生活ではつい使ってしまいがちですよね。

しかし、猫ちゃんの肝臓の解毒作用は衰えていることから、香料を解毒できずに猫ちゃんの体に対してはとなってしまいます。
香水や香り付きの柔軟剤、ヘアスプレーなどは猫ちゃんと暮らす家庭では使用しないことをおススメめします。

ちなみに、猫カフェでは香水がきつい方の入店はお断りしていました。
香水や柔軟剤などを猫ちゃんのいるご家庭で知らずに使用されていた場合は、動物病院で一度肝機能の数値を血液検査で診てもらうことをおススメします。

タバコ

タバコの副流煙は猫ちゃんにとって非常に危険です。

タバコを吸っている飼い主さんと暮らしている猫ちゃんがなりやすい代表的な病気としては悪性リンパ種が挙げられます。

特に、猫ちゃんはグルーミングで体をペロペロと舐めます。
そのため、体に付着した副流煙までも体内に取り込んでしまうのです。

また、皆さんはさじ喫煙という言葉をご存知でしょうか残留受動喫煙とも呼ばれタバコの火が消された後もその残留した有害物質を吸い込んでしまうことですもし猫ちゃんのいる部屋以外でタバコを吸っていたとしてもタバコの有害物質が付着した洋服で猫と触れ合ったりその衣服を猫ちゃんが舐めたりすることで猫の体内に取り込まれてしまいます。

そのため、どんなに注意を払っていたとしても、猫ちゃんにとってタバコは命に関わる危険性が高いです。

もちろん、猫カフェでもタバコ臭のきつい方はご遠慮いただくようにしていました。
もし、この動画を見ている方に喫煙者の方がいらっしゃるならば、猫ちゃんのためにもすぐにやめて欲しいと思います。
犬や猫などを含め、ペットを買う場合は禁煙必須だと考えます。

番外編

匂いが危険というわけではありませんが、猫ちゃんが匂いに誘われやすくて口にすると危険なものとしてチョコレートが挙げられます。
チョコレートに含まれるテオブロミンという成分が嘔吐や下痢、痙攣などを引き起こし食べる量次第では死亡してしまうこともあります。

チョコレート製品に入っている脂肪分は猫にとって美味しく感じるものなので興味を持つことも多いです。
そのためチョコレートそのものよりもチョコレートクリームやチョコレートケーキなどが誤食の原因となりやすいので十分に気をつけましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は猫にとって猛毒となる”匂い”についてでした。
植物やタバコ以外にも、普段から人間が口にするものまで・・・
意外と知らなかった!というものもあったのではないでしょうか?

これを機会に身の回りの環境を今一度見直していただけると嬉しいです♬
質問などがあれば、コメントなどで教えていただけるとお答えします。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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