皆さんこんにちは!
元・猫カフェオーナーによる猫のお世話チャンネルです。
このブログでは、猫を飼ってみたい方や飼い始めたばかりの方に向けて、
猫カフェが実際に行っているお世話の方法や使っているものをご紹介するブログです。
今回は、猫のお世話には欠かせない”爪切り”についてです。
本来の猫は捕獲する生活をしていたので、鋭い爪を持ちます。
飼い猫の場合、その鋭い爪が人と生活する上で障害になることがあるため、爪切りは必要不可欠です。
爪切りは苦手だニャ・・・
今回ご紹介する爪切りは大切なケアの一つだニャ☆
爪切りが必要な理由
ケガをする危険が高くなる
後ろ足で体を掻く際に、顔や耳などを傷つけてしまったり、ネコ同士のじゃれあいで他の猫や飼い主にケガを負わせてしまう恐れがあります。
また、服やカーテンなどに引っかかってしまい危険です。
爪が長いと深く引っかかってなかなか取れずに猫が暴れてしまい、そこから脱臼や爪の出血につながってしまうこともあります。
家の中が傷つく
野生猫は木に登ったり、獲物を捕まえたりすることで自然と爪の伸びすぎを防ぐことができます。
しかし、飼い猫にはそのような機会がないので、家の中で習性の爪とぎをしてしまいます。
そのため、爪とぎにより部屋がボロボロになってしまいます。
爪切りの頻度
猫にもよりますが、爪切りはおよそ1か月に1度の頻度で行います。
伸びているようなら切ってあげて、そこまで伸びていない場合はもう少し期間を空けても大丈夫です。
爪の状態をこまめにチェックするニャ☆
爪切りが苦手な猫への対処法
過去の爪切りにトラウマがあると苦手意識が芽生えてしまっているので、その後のケアがとても重要になってきます。
いきなり切るのではなく、優しく抱っこして撫でてあげたり、肉球に触る練習から始めましょう。
それ以前に抱っこが苦手な子には、体を密着させるなどして日ごろからよくスキンシップを取るようにして、徐々に抱っこに慣れてもらいましょう。
普段からスキンシップで触られることに慣れさせておくことが大事だニャン
爪切りの道具
猫カフェでは爪の状態に応じて、2種類の爪切りを使い分けています。
ハサミ状爪切り
爪切りは刃先が上に沿っていて、切る部分が見やすいです。
そのため、切り口もキレイに仕上がります。
扱いやすいので、柔らかい子猫の爪にも使えておススメです。
ギロチン式爪切り
こちらは動物病院でもよく使われており、切る分量も簡単に調節できるので安心して使えます。
切る時の音がしにくく、猫に怖がられることが少ないのもおススメポイントです。
爪切りの方法
一人で切る場合
このように猫を抱え込むように安定させ、爪が見えるように肉球を押して切っていきます。
深爪しないようにしっかり刃先を目視しながら、丁寧に切ってあげましょう。
爪の根元付近の薄いピンク色の部分は血管などで少し見づらいですが、しっかり確認しましょう。
短く切る必要はなく、先のとがった部分だけ切ってあげれば十分です。
暴れてしまうようだったら、太ももに軽く挟んであげるとより安定するニャ♪
二人で切る場合
中には暴れて仰向けに抱っこさせてくれない子もいるので、そのような場合は2人体制で爪を切ります。
やむを得ない場合は、洗濯ネットを被せたりして工夫して対処しています。
子猫の爪切り
生後1ヶ月ごろから徐々に爪切りに慣らしておくと、大人になっても嫌がることは少ないでしょう。
爪切りの種類はハサミ状をおすすめしますが、飼い主が一番使い慣れているものでも構いません。
生後1ヶ月前後の子猫は爪を上手にしまう方ができず、出しっぱなしになっていることが多いです。
手のひらで猫の足を包み込むように持ち、爪の付け根がはっきり見えるまで押して先端の尖ったとがった部分だけ切ります。
出血した際の処置
すぐに止血を行う
猫が動いた、手元が狂ったなど、誤って血管を切ってしまうこともあるかもしれません。
万が一出血してしまった場合は、すぐに清潔なティッシュやガーゼなどで5分ほど押さえて止血をしましょう。
血が止まらないときは、動物病院を受診してください。
止血剤を用意しておくと便利
止血の間、抱っこが難しい猫の場合は即効性のある止血剤がおススメです。
止血剤を使うときは傷口の血をしっかり拭き取り、押し付けるようなイメージで塗ってあげましょう。少し乾くと止血剤が固まり、かさぶた代わりになり傷口を守ってくれます。
それでもまだ血が止まらない場合は、ケージに入れてなるべく歩かせないようにしてください。
その後、動物病院へ受診してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は爪切りについてご紹介させていただきました。
爪切りがスムーズに行えるように、日ごろからスキンシップを心がけましょう♪
また、わからないことやご質問がある方もコメント欄に書いていただければお答えします。
最後までお読みいただきありがとうございました!