皆さんこんにちは!
元・猫カフェオーナーによる猫のお世話チャンネルです。
このブログでは、猫を飼ってみたい方や飼い始めたばかりの方に向けて、
猫カフェが実際に行っているお世話の方法や使っているものをご紹介するブログです。
今回は猫ちゃんのオスとメスでの性別の違い、見た目での見分け方についてまとめてみました!
どっちが飼いやすいのか…??
性別で決めるほど気にする必要はないかも知れませんが、やはりオスとメスで傾向はありますので、ぜひ参考までにご覧ください♫
身体・見た目の違い

オス猫 | メス猫 | |
身体も大きく筋肉質 | 身体 | 身体が小さめで華奢&丸み |
丸顔で大きめ | 顔 | 目がまん丸&コンパクト |
右の耳 | さくら猫 | 左の耳 |
オスは珍しい | 三毛猫・サビ猫・麦わら | ほとんどはメス |
平均寿命は13.7歳 | 健康面 | 平均寿命は14.8歳 |
左利きが多い | 利き手 | 右利きが多い |
身体的特徴
大きさ
オス猫は性ホルモンの影響から体も大きく筋肉質でがっちりしています。
足も太く、肉球も大きいです。
去勢をしていない猫の場合、しっぽの付け根にはふっくらした”ふぐり”が見られます。
去勢後も残す場合がありますが小さくなります。
メス猫はオス猫に比べると体が小さめで華奢ですが、全体的に丸みのある体つきです。
柔らかくムッチリした肉質でお腹がタプタプしています。
頭部
オス猫の顔は、丸顔で大きく目が離れているのが特徴です。
鼻の幅も広く、ヒゲが長いと言われています。
しかし、我が家のきょうだい猫ちゃんで比べてみてもあまり違いはないです。

メス猫の顔は、輪郭も小さめで目がまん丸、全体的にコンパクトな印象です。
桜猫と呼ばれている避妊去勢済みの地域猫に関しては、オス猫は右の耳、メス猫は左の耳がV字に切り取られています。
毛並み

毛並みについてですが、三毛猫・サビ猫・麦わら柄の猫ちゃんは、ほとんどがメス猫と言われています。
その理由は、猫の色を決める遺伝子が関係しています。
猫の染色体にはxとyがありXYであればオス、XXであればメスとなります。
黒と茶を決める遺伝子はX染色体上にあり、X染色体1本に黒茶の両方は存在しません。
X染色体を1本しか持たないオスは、黒茶両方の色が現れることはないため、三毛猫・サビ猫・麦わら柄はメス猫になります。
ごくまれにxxyという染色体を持つオスが存在することもあります。
三毛猫のオスが珍しいのはわりと有名ですが、茶色と黒の2色の毛色を持った猫も同じように希少な存在なのです。
ちなみに、オスの三毛猫は古くから縁起が良いとされ、オスの三毛猫のいる店は繁盛するなどと言われ人気を集めました。
船に乗せると「その船は絶対に沈まない」「大漁が約束されている」などと言われており、高値で買い取られることもあったそうです。
1956年の第1次南極観測隊でもオスの三毛猫”たけし”が隊員と乗船し、南極大陸に上陸したそうです。
健康面
2017年のアニコム調べによるとメス猫の平均寿命は14.8歳であるのに対しオス猫の平均寿命は13.7歳となり、メス猫の方が長生きであることがデータとして分かっています。
オス猫は尿道が細長くカーブしており、結石や結晶が詰まりやすいため尿路疾患が多いと言われています。
その他
その他にも、オス猫は左利きの猫ちゃん、メス猫は右利きの猫ちゃんが多いという傾向の違いがあります。
性格の違い

オス猫 | メス猫 |
・やんちゃ ・好奇心旺盛 ・喜怒哀楽 ・人懐っこい ・縄張り意識が強い ・人見知り | ・おとなしい ・落ち着いている ・警戒心が強い ・行動範囲が狭い ・自立心が高い ・人見知りしない |
避妊去勢を行うことで差は少なくなりますが、それでもオスとメスで性格や行動の違いはあります。
オス猫は、好奇心旺盛でやんちゃ、喜怒哀楽がはっきりしている性格をしています。
我が家のオス猫は食べ物へのがっつきも激しい猫ちゃんが多いです。
甘えん坊で人懐っこく、飼い主の膝の上にいたりすることを好む猫が多いと言われていますが、我が家のオス猫たちは乗ってくるというよりかは、隣に来てくつろいだり擦り寄ったりする猫ちゃんが多いです。
また、オス猫は縄張り意識が強いのが特徴です。
外猫のオス猫同士が喧嘩をしているところをよく見る気がします。
その反面、自分の縄張りとしている範囲以外の世界を怖がる臆病な一面もあります。
知らない人間に関しても怖がりやすい傾向があり、近所にいる外猫ちゃん(オス成猫)は警戒して近寄ってはきません。
メス猫はオス猫に比べ大人しく落ち着いている性格が多いのが特徴です。
繊細な性格で警戒心が強く、あまり行動範囲も広くありません。
また、自立心が高いため一人でお留守番をさせた場合などでも寂しさによる問題行動を起こしにくいとも言われています。
我が家のメス猫の場合、人見知りをしない猫ちゃんが多いです。
少し離れたところにいる猫ちゃんもいますが、逆に膝の上や抱っこが大好きなメス猫ちゃんがオス猫より多い印象です。
経験上、地域猫でもメス猫はオス猫に比べて人間にすり寄ってくる傾向があります。
我が家には出産を経験したメス猫が2匹いますが、出産を経験していないメス猫に比べて出産を経験したメス猫は性格が攻撃的になる傾向があります。
母猫になると子供を敵から守ろうという気持ちからそのようになるのではないかと考えています。
性格に関しても個体差があるため、参考程度に捉えていただきたいです♪
あなたに合う性別は?

一目惚れをして「この子を飼いたい…!」と思う猫ちゃんがいるかもしれませんが、環境や相性でのポイントを踏まえてから飼うことをおススメします。
初めて猫を迎え入れる場合
- 猫ちゃんとはたくさん遊びたい…
- やんちゃな猫を見るのが微笑ましい…
- 自分に甘えてほしい…
という方はオス猫向きです。
家を空けることが多い方
一人暮らしなどで家を空けることが多い方や集合住宅などで暮らしている方は、わりと落ち着きがあり、自立心の高いメス猫が向いている傾向があります。
2匹目を迎え入れたい場合
猫ちゃん同士の相性は、飼い主との相性よりも大切になります。
慎重に迎え入れるようにしましょう。
1匹目がオス猫の場合
オス猫は縄張り意識が強いため、2匹目はメス猫の方がおすすめです。
1匹目がメス猫の場合
どちらでもOK◎
メス猫でもオス猫でも相性は悪くないと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では猫の性別の特徴をご説明しましたが、あくまでもそれぞれの性別の傾向だと考えてください。
初めて猫ちゃんを迎え入れる場合、オスでもメスでもどちらでも良いと私は考えています♩
最後までお読みいただきありがとうございました!