元・猫カフェオーナーによる猫のお世話チャンネルです。
このブログでは、猫を飼ってみたい方や飼い始めたばかりの方に向けて、
猫カフェが実際に行っているお世話の方法や使っているものをご紹介するブログです。
飼い主さんが入浴しようとすると、浴室内まで猫ちゃんからついてこられた経験はありませんか♨?
猫ちゃんと一緒に暮らしている飼い主さんは経験があるかもしれません😊
実は、猫ちゃんが浴室へついてくる行動には意外な理由が隠されていることもあります。
今回は、猫ちゃんが飼い主のお風呂についてくる理由についてご説明していきます♫
気になる

まず、大きな要因としてあげられるのは猫ちゃん特有の”強い好奇心”です。
飼い主は毎日入っていくのに、自分は自由に立ち入ることができない場合。
「ドアの向こうには一体何があるのだろう…」と気になって仕方がないのです。
また、未知の領域も自分の縄張りの一部に組み込みたいという猫ちゃんの”縄張り意識”も働きます。
さらに、お湯の流れる音やシャワーの音は猫ちゃんにとって刺激的です。
その音の正体を確かめようとして、飼い主の後を追いかけるようにお風呂場へ向かうことがあります。
ただし、この行動には注意も必要です。
好奇心のままに飼い主の目を盗んで浴室内に入り込んでしまい、万が一浴槽に落ちてしまうと溺れる危険があります。
猫ちゃんは水に慣れていないため、数センチの水でも命に関わる事故につながりかねません。
そのため、猫ちゃんが入れないように浴室ドアをしっかり閉めておくこと、浴槽に水を張ったまま放置しないことが大切です。
猫ちゃんがついてくる姿は愛しく感じられますが、
好奇心や縄張り意識が隠されていることを理解し、
事故につながらないよう安全面に気を配ることが重要です。
水を飲みたい

身体が濡れるのは苦手な猫ちゃんでも、浴室の床に残っている水滴や浴槽に張られたお湯に興味を示す猫ちゃんは少なくありません。
私たちからすると、「どうしてわざわざそんなところで…」と思う行動ですが、実は猫ちゃんなりの理由や本能が関わっているのです。
まず考えられるのは”飲みやすさ”です。
浴室の床に残った水は平で障害物がなく、猫ちゃんにとって顔を近づけやすい位置にあります。
水入れの器よりも自然な形で飲めるため、あえてお風呂場の床の水に口をつけたくなるのです。
猫の祖先は、乾燥した砂漠で暮らしていました。
そのため、見つけた”水は貴重なもの”という本能が受け継がれており、床に残った水滴を見つけると無意識に舐めてしまうとも言われています。
浴槽のお湯を好む猫ちゃんもいます。
冷たい水よりもほんのり温かい、浴槽の”ぬるま湯”の方が飲みやすいと感じる猫ちゃんが多いのです。
また、猫ちゃんは水を”清潔に保ちたい”と考える動物で、トイレの近くにある水よりもトイレから離れた場所にある浴室内の水のほうが安心して飲めると判断する傾向があります。
浴槽のお湯は清潔で猫ちゃんにとって安心できる水源の一つ。
お風呂場についてくる背景には水を求める本能的な理由も隠れているのです。
飼い主が心配

猫ちゃんが浴室についてくる理由の一つに、”飼い主を心配している”という説があります。猫ちゃんは本来、水に濡れることをとても嫌う動物です。
毛が濡れてしまうと乾きにくく体温が奪われてしまうため、本能として水は危険なものという意識を持っています。
そのため、飼い主が水場である浴室へ入っていくのを見て不安や心配を抱いてしまうのです。
特に甘えんぼうで飼い主への依存が強い猫ちゃんほどこの傾向は強くなります。
入浴中もドアの前で鳴いたり、出てくるまで待っていたりする姿はまるで無事に戻ってきて欲しいと願っているかのようです。
猫ちゃんにとっては「飼い主を守りたい」という真剣な気持ちです。
猫ちゃんがついてくるときにはその優しさを感じ取り安心させてあげましょう♫
構ってほしい

飼い主への愛情
猫ちゃんが浴室についてくる理由の一つに、飼い主への強い愛情があります。
猫ちゃんは基本的にマイペースな動物と思われがちですが、実際にはとても寂しがり屋なところもあります。
信頼できる相手にべったりと甘える性格の子も多いです。
大好きな飼い主が浴室へ向かうと「どこへ行くのか」と心配になり、一緒に行動したくなることがあります。
飼い主と少しも「離れたくない」という気持ちが浴室までついてくる行動に繋がっているのです。
過去の経験
猫ちゃんの行動には過去の経験も大きく影響します。
以前、猫ちゃんが浴室についてきたときに、飼い主が笑顔で迎えてくれたり、優しく声をかけたりしたことがあるとその体験をしっかり覚えています。
そして、浴室についていけば「またかまってもらえるかもしれない…」と期待して同じ行動を繰り返すのです。
猫ちゃんにとって飼い主から注がれる関心や愛情は何よりも嬉しいご褒美です。
お風呂=甘えられる場所という認識を自然と持つこともあるでしょう。
精神的な問題
注意したいのは、浴室についてくる行動が単なる甘えや愛情表現ではなく、”過剰な不安”からきている場合です。
飼い主の姿が見えなくなるだけで、強い不安を感じて落ち着きを失ってしまう状態は「分離不安症」と呼ばれる精神的な問題の可能性があります。
この場合、飼い主が浴室内に入るとドアの外で鳴き続けたり、家具を壊すなどの破壊行動をしてしまうこともあります。
さらには、ストレスで食欲不振や体調不良に陥ることもあります。
もし、猫ちゃんにこうした異常なサインが見られる場合は、早めに動物病院へ相談することが大切です。
専門的なアドバイスや適切な治療を受けることで、心を落ち着かせることができます。
お風呂についてくる行動が甘えなのか不安なのかを見極め、
猫ちゃんの心と体の健康を守ってあげることが飼い主の大切な役割です。
お気に入りの場所

遊び
猫ちゃんといえば水が苦手というイメージを持つ方が多いかもしれません。
実際には全ての猫ちゃんが水を嫌うわけではなく、中には水に濡れることをあまり気にしない子や水遊びそのものを楽しむ子もいます。
浴槽に溜まったお湯を前足でチョンチョンと触って遊んだり、流れる水を眺めたりするのが好きで、浴室が遊び場になっている猫ちゃんも少なくありません。
飼い主がお風呂に向かうと「今日はどんな遊びができるかな」と期待してついてくることもあるのです♫
リラックス
猫ちゃんにとって浴室はリラックススペースでもあります。
お湯を張った浴草の蓋の上や浴室内はほんのりと温かく、特に冬場は格好の居場所になります♪
飼い主が入浴している時間は、大好きな飼い主の近くでくつろぎながら心地よい温かさを堪能できるため、浴室は特別な癒しの空間になっているのです。
猫ちゃんにとって”遊び”と”ぬくもり”と”大好きな飼い主”が揃う大切な場所で幸せのひとときです😸
まとめ
いかがでしたでしょうか?
猫ちゃんが浴室までついてくるという何気ない行動も、猫ちゃんにとって愛情や習性のあらわれになります😊
猫ちゃんの気持ちや行動の理由を知って、猫ちゃんとの暮らしがより楽しくなると良いですね✨
最後までお読みいただきありがとうございました!