【気になる】今さら聞けない猫の避妊去勢手術

基本

皆さんこんにちは!
元・猫カフェオーナーによる猫のお世話チャンネルです。

このブログでは、猫を飼ってみたい方や飼い始めたばかりの方に向けて、
猫カフェが実際に行っているお世話の方法や使っているものをご紹介するブログです。

皆さんのお家の猫ちゃんは避妊去勢はしていますか?
猫ちゃんの小さな身体に全身麻酔やメスを入れることに不安に思う方もいらっしゃる反面、手術をするのが当たり前になっているのが現状です。

どのようなことをするのか詳しく聞けないという方もいらっしゃると思います。
我が家の猫たちや猫カフェの猫たちは、1歳未満で手術をした子や大人になって手術をした子などさまざまです。
経験談も踏まえながら、手術の内容やその後の過ごし方などご説明させていただきます♬

気になる避妊去勢手術の内容は?

手術前

多くの病院では、手術の前までに血液検査や身体検査を行い、全身麻酔をしても大丈夫かどうか獣医さんの判断で手術が決まります。

手術当日

手術の当日は動物病院からの指示(絶食など)を守った上で動物病院へ連れて行きましょう。

手術時は、猫ちゃんの痛みや負担を減らすためにも全身麻酔をして手術を行います。
全身麻酔に関しては、猫ちゃんの身体に負担がかかり、リスクは0ではありませんので、心配なると思います。

筆者も10匹以上の避妊去勢をさせてきましたが、どの猫も手術の前には血液検査や身体検査を行い、麻酔をしても大丈夫なのか獣医さんの判断の上で手術を行いました。

避妊手術

メス猫の避妊手術は1泊入院の場合が多いです。

不妊手術では猫のへそから下の部分を開腹し、卵巣のみまたは卵巣と子宮を摘出します。
摘出後は縫合して手術は終了です。

去勢手術

オス猫の去勢手術は日帰り手術が多いです。

去勢手術では陰嚢(タマぶくろ)の皮膚を切開して睾丸(タマ・精巣)を摘出します。
陰嚢を縫合すると傷口を気にする猫もいることから、手術後の縫合を行わない病院もありますが、最近は残しておく病院も多いようです。

抜糸について

手術後の抜糸については、動物病院の方針で抜糸をする場合としない場合があります。
抜歯をする場合、術後10日~2週間後に病院に行かなければなりません。

仕事などでその日に行けないこともありますし、再度を何らかの鎮静を行いますので猫ちゃんの負担になるため、私は抜糸のない病院の方を好みます。

抜糸のない溶ける糸を使用している病院にしたい場合は、事前に確認しておくと良いでしょう。

手術費用

手術の金額ですがメス猫の避妊手術の場合はだいたい33,000円前後オス猫の去勢手術の場合は20,000前後です。

動物病院のホームページに記載されていることもあるので確認しておくことをおすすめします。

手術は予約制の場合がほとんどなので、事前に予約をして金額が不明な場合はその際に確認をしましょう。

避妊去勢手術のタイミング

一般的には初めての発情期が始まる前に、避妊去勢手術を済ませるのが良いとされています。

ただ、手術を受けるためにはある程度身体が成長している必要もあるため、生後6か月~8ヶ月ごろが良いとされています。
もちろん、猫にも個体差があるため、早い段階で気になった場合などには動物病院に相談するようにしましょう。

避妊去勢手術のメリット

望まない繁殖の防止

完全室内飼いの猫ちゃんでも、発情期のメスは脱走する可能性が高まると言われています。
脱走してしまった場合、妊娠して帰ってくることが多いです。

人間の周期的な生理のようなものが猫にはなく、交尾の刺激で排卵をするため、高確率で妊娠します。
一度の交尾で90%以上妊娠すると言われています。

手術をすることで望まない妊娠の可能性を無くすことができます。

尿スプレー(マーキング)の抑制

去勢をしていないオス猫は、「スプレー」と言って尿をスプレーのように吹きつけることで自分の強さや縄張りをアピールします。
オス猫のスプレーは強烈な匂いがします。
去勢手術をすることでこのようなスプレー行動によるマーキングを抑制することができます。

しかし、去勢のタイミングが遅くなってしまうと、スプレーの癖が取れない場合もあると言われていますので、去勢のタイミングも気をつけておきましょう

病気の予防

卵巣・子宮を摘出することで、病気の予防もできます。


メス猫の場合、卵巣や子宮の病気の他に乳腺腫瘍の発症率も下がると言われています。
また、発情期に見られる体調の変動もなくなります。

オス猫の場合は、去勢手術で精巣を摘出するため、精巣腫瘍などの病気を予防できます。

発情期のストレス軽減

メス猫の場合

メス猫は年に2~3回ほど発情期を迎えます。
発情期のメス猫は高い声で鳴いたり、人や物に盛んに身体をこすりつけて甘えたりします。
ちなみに、この発情期の行動は人間もメロメロになってしまいます…♪

発情期のメス猫は夜中にも大きな声で鳴き続けたりします。
発情によってのストレスが溜まり、体調を崩してしまうこともあります

避妊手術を猫を見ていると季節によって鳴くことが多く、小さな発情はしているような気がします。

オス猫の場合

発情中のメス猫が家のすぐそばなどで鳴いている場合、近くにいても会いに行けないことはオス猫にとって大きなストレスになります。

粗相をしてしまったり、怒りっぽくなる子もいるため、飼い主に対しても攻撃的になることがあります
去勢手術をすることで、このようなストレスを軽減することができます。

避妊去勢手術のデメリット

避妊去勢手術のデメリットとしては、食欲が旺盛になり肥満になりやすい傾向があります。
そして肥満の結果としてさまざまな病気のリスクが高まってしまいます。

避妊去勢手術後に気をつけること

手術後はどのようにケアをしてあげると良いのでしょうか?

ストレスの軽減

特にメス猫の避妊手術は1泊の入院になることがほとんどです。
環境の変化によってストレスにならないよう、いつも使っているタオルやおもちゃを持っていけるか動物病院に確認しましょう。

感染対策

傷口が感染しないように清潔を保つように注意しましょう。
猫ちゃんによっては傷口が気になって舐めてしまう子がいます。

術後服エリザベスカラーをつけて舐めないようにしてあげましょう。

食事について

先ほどデメリットでもご説明しましたが、去勢避妊後の猫ちゃんは太りやすくなることがあります

術後用にカロリーを抑えた食事もありますが、猫は病気になると食欲がなくなりやすくその場合すぐに痩せてしまいます。
その際にエネルギーを蓄えておくためにも少しぽっちゃりぐらいは可愛げもありますので、許容範囲だと私は思っています。

飼い主がご飯の量や食事内容などをしっかり管理し、運動できるような場所を提供していれば、わざわざ術後にご飯を変える必要はないと思っています。
これまで猫カフェや自宅でも、術後用のご飯をあげることはせず、普通のご飯を与えていました。
肥満になりやすいことは考慮した上で、猫ちゃんの体調管理および体重管理を飼い主がしっかりと行ってあげましょう♩

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、猫の避妊去勢手術ということで、猫カフェや多頭飼いの経験を踏まえながらご説明させていただきました。
猫の避妊去勢については最近は手術をするのが当たり前になってきていますので、愛する猫ちゃんのためにもしっかりと不安を解消しておくことが大切です。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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