皆さんこんにちは!
元・猫カフェオーナーによる猫のお世話チャンネルです。
このブログでは、猫を飼ってみたい方や飼い始めたばかりの方に向けて、
猫カフェが実際に行っているお世話の方法や使っているものをご紹介するブログです。
猫ちゃんをお迎えするのに必需品と言われているキャリーバック。
移動の際だけでなく、災害時にも必須となります。
猫キャリーを選ぶ際、見た目や耐荷重だけで決めてしまっていませんか?
筆者がさまざまなキャリーを試した経験から、猫キャリーに必要なポイントをまとめました!
これから猫ちゃんを迎える方にとっても有益な情報になりますので、ぜひ最後までご覧ください♪
猫キャリーは必需品
まず、猫キャリーは絶対必要なアイテムです!!
犬と違い猫は大きな物音に対して敏感で、外に連れ出した際に物音に驚いてしまい慌てて逃亡する恐れがあります。
ハーネスや首輪をつけていてもいきなり予想もしないスピードで逃げ出す可能性もあるため外に連れていく際はキャリーに入れておく必要があります。
また、車がない方は猫用キャリーがないと電車にも乗ることができません。
猫用でない私物のバッグなどに入れてしまうと生き物を運ぶ想定がされていないため、猫ちゃんが容易に壊してしまったり、ストレスに感じてしまったりなど猫ちゃんを危険にさらしてしまうことになります。
猫キャリーの用途
動物病院へいくとき
猫キャリーの用途として最初に思いつくのは、動物病院に行くときではないでしょうか??
病院が苦手なネコちゃんでも、ストレスを最小限に抑えて安心・安全に連れて行きたいですよね。
パーソナルスペース
猫を家族としてお迎えする際や、引っ越しの際には猫用キャリーに入ってもらいます。
猫ちゃんが初めてあなたのお家に来てそのお家に慣れるまでは、狭くて安心できる猫キャリーが猫ちゃんにとってのパーソナルスペースになってくれることもあります。
旅行や帰省するとき
近年では旅行や帰省をする際に、猫ちゃんを一緒に連れていくケースも増えています。
また、行き先によっては車や新幹線よりも飛行機を利用した方が猫ちゃんへの負担が少ないこともあります。
ほとんどの航空会社では、健康状態が良好で航空会社が指定する予防接種などを適切に行っていれば、犬や猫や鳥その他小動物などのペットを1匹数千円の追加料金で運搬するサービスを行っています。
注意する点としては、猫ちゃんと隣同士で乗れるわけではなく、預け荷物として登場手続き時に猫ちゃんをカウンターで預けることになります。
万が一、フライト中に猫ちゃんが体調を崩すようなことがあっても、保証はされないことを覚えておきましょう。
ちなみに我が家は10匹なので長期間の外出はほとんどないですが、1度だけ1週間家を開けたときはペットシッターさんにお願いしました。
災害時
近年では年のように日本のどこかで自然災害が起きています。
日本全国、いつ災害が起こってもおかしくない状況です。
避難する際などにも猫キャリーが使用できます。
普段から災害への備えが必要なのは、人間も猫も同じです。
猫キャリーの選び方
猫キャリーのサイズ
ジャストフィットする大きさ
キャリーの大きさは大きければ大きい方が自由にキャリー内を動き回れるので良い!というわけではありません。
「猫ちゃんが香箱座りをしたときにジャストフィットするくらいの大きさ」がベストと言われています。
※香箱座り・・・猫が前足を折りたたんで身体の下にしまいこむ座り方
猫ちゃんは移動中の揺れが苦手で揺れに酔いやすいです。
そのため、揺れにくく猫ちゃんも安心できるジャストフィットサイズが良いというわけです。
子猫を迎え入れる場合は、成猫になったときのサイズを考えて購入しておいた方が、後々買い替える必要がありません。
子猫のうちは身体のサイズに対してキャリーが大きいと思うので、猫ベッドやお気に入りのタオルなどでスペースを埋めてあげると猫ちゃんも安心してくれますよ♩
耐荷重に注意
キャリーの大きさはジャストフィットでも、耐荷重が5~6kgのものばかりなので、体重がそれ以上ある猫ちゃんの場合は、キャリーの取手を持たずに下から抱えるような持ち方で工夫してあげてください。
飛行機の場合
飛行機に猫ちゃんを乗せる場合はIATAという国際航空運送協会で規定された規格のキャリーである必要があります。
さまざまな条件があるのですが、猫ちゃんが立ったり向きを変えたり横になったりすることを自然に行えるような広さが求められおり、大きめのキャリーを購入する必要性が出てきます。
飛行機用猫キャリー
また、猫ちゃんを乗せる貨物室の温度や湿度、気圧は適切に調整されてはいますが、客室ほど厳密に空調管理がなされているわけではないため、時折ひどく暑くなったり寒くなったりすることもあるようです。
航空会社が許可する範囲内で、多少の環境の変化に対応できるように給水器や保冷剤を設置するなどの対策を取りましょう。
猫ちゃんを飛行機に乗せたいとお考えの方は事前にしっかり調べておきましょう。
プラスチック素材が◎
素材は洗ったりする際、お手入れしやすいプラスチックタイプがおススメです!
猫ちゃんは慣れない移動で嘔吐してしまったり、緊張して排泄をしてしまうこともよくあります。
そのような場合でも、プラスチックタイプであれば拭き取ることができます。
車移動の際は…
車で移動する場合はシートベルトで固定できるものを選ぶとより安全です。
シニア猫ちゃんの場合は、体力が落ちてきて移動や揺れに対してストレスを感じやすかったりすることもあるのでクッションなどを入れて安定させてあげましょう。
扉の数やタイプ
猫ちゃんはキャリーに入りたがらなかったり、通院を嫌う子も多いです。
横の1箇所にしか扉がないタイプだと中に入ってもらうのも大変ですし、出すときも正面から手を突っ込むしか方法がないので抵抗してしまう猫ちゃんはなかなかキャリーから出すことができません。
複数扉があって上が開くタイプのキャリーは猫ちゃんを上から人間が抱き上げて入れたり取り出したりすることができるので、取り出しやすくおススメです◎
扉やサイドのバックルが外れやすくないか、扉の開き具合もチェックしておきましょう。
用途によって選ぶ
飼い主や猫ちゃんの生活スタイルでもキャリーの選び方は変わります。
移動スタイル
例えば、車を持っておらず、動物病院まで歩いて猫ちゃんを連れていく場合、プラスチック(ハードタイプ)の手持ちキャリーでは手が疲れてしまい非常に大変になります。
そのような場合は、肩かけタイプのキャリーの方が良いでしょう。
最近は、リュックタイプも人気ですが、猫ちゃんを出し入れしにくかったり、掃除がしにくかったりします。
リュックタイプはファスナーで開閉できるものが多いので、ファスナー部分が壊れやすかったりもします。
さらに、猫ちゃんが自分で開けて脱走してしまう可能性もあったりとデメリットが多く挙げられます。
しかし、災害時は別です!!
リュックタイプが移動に重宝します!
災害の際は人間の手が空いていた方がより安全なので、リュックタイプはおススメです。
リュックタイプはメインではなくサブとして持っておくと良いでしょう◎
災害などで自宅に帰ることができなくなった場合は、折りたたみタイプのキャリーで、広げるとケージにも変形できるタイプは猫ちゃんのストレスも軽減できるのでおススメです。
また4匹以上の多頭飼いの場合、何個もキャリーを持って移動するのは大変です。
1つのキャリーで複数の猫が入るような犬用の大きいキャリーも用意しておくと、災害時などにも役立ちます。
複数の猫を入れたキャリーは重くなりますので、キャスター付きで運びやすいものを選ぶことをおススメします。
なるべく前頭が入るだけのキャリーを用意しましょう多買の場合はこのキャリー失敗したなというキャリーも捨てずに取っておくことで災害時に利用できます
猫キャリー普段からやっておくべきこと
基本的にキャリーに入ることを嫌がる猫ちゃんの方が多いのと、反対に動物病院へ行くと怖がってしまいキャリーから出たがらない猫ちゃんも多いです。
我が家の猫ちゃんでもキャリーを出しただけで逃げてしまう猫ちゃんもいます。
逆にキャリーに抵抗がなく、キャリーを出すと勝手に入ってくれる猫ちゃんもいます。
皆さんのお家の猫ちゃんはキャリーに対してどんな反応を見せますか??
慣れさせるためには、キャリーバッグは常に部屋に出しておくことがおススメです。
猫ちゃんが自由に出入りできるようにしましょう。
できれば、猫ちゃんが普段びっくりしたときに隠れる場所などに置いておくのがおススメです。
そして、キャリーバッグに猫ちゃんの匂いがついたものを入れてあげたり、キャリーの中で食事をさせてあげることで、キャリーに対する抵抗がなくなりやすいです。
また、キャリーバッグに入れた後は、猫ちゃんの緊張を和らげるため、タオルで覆ってあげるなどして目隠しをしてあげましょう。
そして、猫ちゃんをキャリーに入れて移動する際は、必ずトイレシーツは敷いておきましょう。
替えのペットシーツやお尻拭き、ビニール袋も用意しておいた方が良いです。
猫ちゃんは環境の変化に敏感なので、気持ちを配慮してあげてくださいね。
おススメキャリーのご紹介
おススメの猫キャリーはこちらです!
Amazonベーシック ペット用キャリーケース ダブルドア
掃除のしやすい素材、サイズ展開もあります◎
扉も2箇所と上部を丸ごと外すことができ、作りもしっかりしています!
失敗したキャリー
失敗したキャリーはこちらのキャリーです。
猫カフェの時に収納もしやすい折りたたみタイプのキャリーを購入しましたが、大人しく入ってくれない猫ちゃんは蓋を閉める前に出ていってしまうので、活用することができませんでした。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、必需品である”猫キャリー”についての解説でした。
猫ちゃんによっては入るのを嫌がって暴れてしまうこともあり、選ぶのが難しいアイテムです。
今回の記事が、みなさんのご家庭の猫キャリー選びにお役立ていただけると嬉しいです♩
最後までお読みいただきありがとうございました!